対象:数学ⅠAⅡBC(ベクトル)を習得している理系の生徒
学年の目安:公立高2・中高一貫校中3高1
数学ⅢCの内容のうち、微分積分については数学Ⅱの微分積分の延長線上にあり、端的に言うと新しい概念は極限と微分方程式だけといっても過言ではありません。ただし、極限、無限といった概念は、直観に反するような例もたくさんあり、注意が必要となります。こうした教科書には触れられておらず、間違えやすい点については、大学教養レベルの内容も少し紹介することで、深い理解へと導きます。また、微分積分の延長とはいえ、扱う関数が一気に増え、煩雑な計算や、積分のパターンがたくさんあるなど、演習量が必要な分野だけに、現役生はやや演習不足で入試をむかえてしまいがちです。数Ⅲの微分積分は実際には定型的な問題が多く、演習をしっかり積むことで安定して得点しやすい分野でもあるので、早めに一通り学習を終え、入試演習への基礎固めをする講座です。